ドライフルーツ羊羹


今回はラム酒がたっぷり香る「ドライフルーツ羊羹」です。
店主浅野さんからのコメントもあるのでよかったらみてください。

■パンに合う和菓子、ドライフルーツ羊羹

綺麗な包装がしてあるドライフルーツ羊羹。
薄い木の蓋には英語で「Wagashi asobi」とアルファベットで書かれていて、そういうところもおしゃれですね。

封を切ってみると、黒糖とラム酒のいいにおいがふわっと香ります。
黒い羊羹の表面は少し凹凸があり、中にうっすらと果物が入っているのがわかります。

そーっと切ってみると断面からはイチジクとクルミとイチゴが!
イチゴやクルミ、イチジクが入っている羊羹なんて見たことありますか?
羊羹の黒い色の中にそれぞれの果物の色が映えて見てるだけでもワクワク!

1口食べてみてびっくり!!
黒糖とラム酒の香りが強かったので、とても濃厚な羊羹をイメージしたのだが
実際はとてもさっぱりした味!
しかもドライフルーツの甘さが引き立てられ、とてもいいバランス!!
ぜひ3つのフルーツを一緒に食べてください。
クルミのカリカリっとした食感、イチジクの甘さとプチプチした食感、イチゴの酸味、そしてこれらを全体的にまとめ上げるさっぱりした黒糖の甘さとラム酒の香り!!
全部揃って本当にいいバランスです!

ラム酒を使いさっぱりとした甘さなので、羊羹を食べているという感覚よりも、大人の新感覚のスイーツを食べている感覚でした。

実はこれらの材料にもこだわっていて、黒糖は沖縄西表島産であずきは北海道産を100%使用のものを使用しています。そしてこのあずきを黒糖とラム酒で炊いています。黒糖とラム酒はさとうきびで作られているため相性もバッチリ!!
イチジクは実が大きくて柔らかいトルコ産を使用しています。

紹介の中にはパンに和菓子を目標として作った羊羹となっていたので、実際にパンにのせて食べてみたところこれもまた合うんですよ!

羊羹の部分が甘すぎない分、パンの味も味わえながら食べれる感じでした。
個人的にはカリカリっと焼くよりも電子レンジで温めてふわっとしたほうがいいかなって感じでした。


■和菓子とどう付き合っていくか

東急池上線の長原駅から歩いてすぐのところにあるWagashi asobi。
3人の和菓子職人達が「一瞬一粒(ひとつひとつ)に想いを込めて作る」という理念を持ち立ち上げられました。

この時代、世界中の国から様々情報・技術が流れ込んできます。
その中でWagashi asobiは和菓子を変えるのではなく、和菓子で何ができるのかを考えたり、wagashi asobiが小さな支流となり和菓子の文化をしっかりと次の世代に繋げようとニューヨークやパリの展覧会に出展しています。

「変えるのではなく、何ができるのかを考える」とても深い言葉ですね。
私もこの流れの速い世の中でどのようにスイーツと付き合っていかなければいけないのか考えさせられました。


■店主浅野さんからのコメント

店主の浅野様からドライフルーツ羊羹のコメントをいただけましたので紹介させていただきます。

・どのような思いで作ったのか

あるアーティストの方から「パンに合う和菓子を作って」との依頼がありました。
パンと和菓子…色々悩み、「パンに合う和の素材」として捉え、ノートに書き連ねました。

詳しくはサイトのパンと和菓子をご覧くださいませ。こちらに詳しくまとめております。
http://wagashi-asobi.com/item/item_a.html

・作る中で苦労したことは

美味しい料理を考えるように、どうしたら美味しくなるかに重きを置いて考え自然と生まれたものなので、作ることにおいての苦労はありません。
しかし素材そのものが自然(天然)のものなので、収穫が気候などに左右されやすく、良い品質のものを確保するのに苦労します。永遠の課題です。

・出来上がった時の気持ち

想像をはるかに超えるリアクションがあり、嬉しい気持ちと同時に驚きもありました。
とても思い入れのある和菓子が出来て、これを自分の代表銘菓と決めました。独立のきっかけを作ってくれた和菓子です。

・これと一緒に食べるとより美味しくなる!

バゲットにクリームチーズをぬって、うすく切ったドライフルーツの羊羹をのせて一緒に食べると美味しいです。
珈琲や紅茶、ワインとも好相性です。
1cmくらいの厚さに切って食べるのがベストです。

・最後に

最近では類似品も出て、複雑な想いをいだいております。
お菓子はお金儲けの道具ではなく、職人それぞれが想いを込め、誰かを喜ばせるために美味しいお菓子をつくることを信念として生まれることを心より願っております。


wagashi asobi
東京都大田区上池台1-31-1-101
03-3748-3539
http://wagashi-asobi.com/index.html